日本でナツメといえば、ドライされた赤い食べ物の印象が多いでしょう。
台湾でも「紅棗」(ホンザウ)と呼ばれるドライされた赤いナツメがありますが、主に漢方薬として使われ、一般的にナツメと呼ばれるのは、「蜜棗」(ミーザウ)と呼ばれる生ナツメです。
この記事は、台湾の生ナツメの食感と味、食べ方と旬などを紹介していきたいと思います。
また、日本での取り寄せ方法も紹介しますので、ぜひおうちで台湾の美味しい生ナツメを堪能してみてください!
この記事を書いた人
台湾出身、日本文化と歴史が好きで2014年から日本在住。大好きな台湾料理は臭豆腐です!
台湾の生ナツメはどんな果物?
日本ではなかなか見ないですが、一般的に台湾で販売されている生ナツメは、小さいな青いりんごのように見える果物です。
まだ日本に来る前に、毎年ナツメの旬の時に、ほぼ毎日食後かじりながらテレビを見ていました。
では、一体台湾の生ナツメはどんな果物なのか、紹介していきます。
台湾なのにインドナツメ?
台湾の生ナツメ「蜜棗」は、主に元々インドで栽培された「インドナツメ」を品種改良した果物です。
元々のインドナツメは、皮が厚く、味が渋くて、実も小さかったですが、台湾で30年ほど品種改良し、今のような皮が薄く、瑞々しいナツメに変身しました。
生ナツメの食感と味
台湾の生ナツメの外観は、青いりんごと似ていて、食感もりんごや梨と似ています。
味に関しては、梨とりんごの間とよく言われますが、個人的には梨よりで、ほんのりな甘さがたまりません。
台湾生ナツメの産地と旬は?
台湾生ナツメの産地は主に南部に集中し、高雄・台南・屏東がメインになっています。
また、旬は毎年の12月〜2月が収穫季節となり、この時期の生ナツメが一番安くて、通常の市場は1kg約100元(約350円)で売られています。
ナツメの健康効果
日本でも、ドライナツメを健康食材として食べるように、ナツメは健康に良い果物です。
中国語では「一日吃三棗,終生不顯老。」ということわざがあり、「毎日ナツメを三つ食べて、一生老けない。」という意味です。
ナツメはビタミンが豊富で、フルーツでは珍しいカリウム・リン・鉄分なども含まれています。
栄養量が豊富のため、抗加齢や美肌、便秘・整腸効果なども期待できます。
さすがに毎日三つを食べる量は、なかなか無いと思いますが(笑)
日本で台湾産生ナツメを取り寄せてみた
日本では一般的に流通されていない台湾生ナツメを、台湾の有名予約サイトKKdayで、Harawiiさんの台湾ナツメ体験を応募しました!
日本ではほぼ流通されていないため、やや高級な果物かもしれませんが、おうちで簡単に台湾の果物を食べれるのを考えると、そんなに高く無いかもしれません。
生ナツメの食べ方
生ナツメの食べ方は様々がありますが、いくつ台湾でよく食べる方法を紹介します。
また、買ったばかりのナツメが全体的に青いく、まだ完熟されていない場合が多いです。
ちょっと時間をおいで、表面が少し斑点が見られ、滑らかでシワが無いようであれば、一番美味しい食べ頃です!
そのままかじる
生ナツメは、りんごや梨より小さいため、そのままかじって食べることが多いです。
実際に、まだ台湾に住んでいた際に、ナツメの旬の季節が来たら、家にあるナツメの表面を軽く洗い、そのままかじるのが楽しみです。
切ってから食べる
小さなお子さんや、お年寄りの方がいる家庭では、小さく切ってから食べるのがおすすめです。
切り方としては、Harawiiさんが添付している画像のように、ナツメにナイフを入れて、ぐるっと一周回れば、次は食べやすい大きさにカットできます。
また、下記の動画を見ればもっとわかりやすいと思います。
フルーツティーで楽しむ
たまにですが、生ナツメを一口ごとに切り、紅茶に入れて、フルーツティーとして味わうこともあります。
紅茶の渋さと生ナツメの甘さが絶妙な味わいになりますので、お茶好きな方にはおすすめです。
生ナツメの保存方法
取り寄せの生ナツメは冷凍便ですが、届いたらなるはやで「冷蔵庫」に入れないといけません。
また、冷蔵庫に入れる際に、なるべくナツメの表面を露出せず、ビニール袋などに入れて保蔵した方が、瑞々しさが保ちます。
ぜひ台湾生ナツメを食べてみましょう!
今回は、台湾の生ナツメ「蜜棗」とその取り寄せ方法や食べ方を紹介しました。
自分も生のナツメが久々食べられて、すごく美味しくて感動しました。
台湾の果物が、日本ではちょっと高いかもしれませんが、ぜひたまにの贅沢として、美味しい台湾生ナツメを食べてみてください!
台湾なつめ、スーパーで見つけて、早速買いました。
教えていただいた通り、皮のまま、丸ごと、カシカシ食べました。
素朴な優しい甘さで、おいしかったです。
コメントありがとうございます〜^^
台湾の実家に帰るときに、いつも家に大量なナツメがあり、お昼ごはんの後の口直しに最高ですね〜